夜明け前、屋根裏から足音がする。朝になると庭の果実が食べられ、池の網もずれている——。こんな変化に気づくと、アライグマがいるのではないかと不安になるかもしれません。
檻を置く前に、市に貸出の条件と、捕まえたあとの連絡先を聞いておきましょう。藤沢市の捕獲檻は、屋外の地面に置き、毎朝中を見るなどの条件付きで貸し出されます。檻で捕まえられるのは動物だけなので、屋根裏の清掃や侵入口の封鎖が要るかどうかも、並行して調べてもらうことをおすすめします。
神奈川県の第4次アライグマ防除実施計画によると、藤沢市では令和3年度に161頭が捕獲され、令和4年度には生活被害等が125件報告されています。この記事では、市の貸出制度と相談窓口、自宅で安全に見ておけること、専門業者に頼む作業を説明します。
市が行うのは、捕獲檻の貸出と対象動物の回収です。動物を捕まえても、屋根裏のフンや汚れた断熱材、壊れた板、侵入口は家に残るため、調査や清掃・修繕は、業者への相談が別に要ります。
- 藤沢市のアライグマ捕獲数は令和3年度161頭で、湘南地域362頭の約44%
- 令和4年度の生活被害等件数は125件、農作物被害額は2,346千円
- 捕獲檻は無料で2か月、年度内1回、自己所有地等の屋外地面へ設置
- 捕獲対象はアライグマ・ハクビシン・クリハラリスで、タヌキは対象外
室内や自宅の敷地から安全に確認できた項目だけを選んでください。チェックの数で動物の種類や被害の大きさを判定するものではありません。
足跡や荒らされた場所の写真、音がした時間を記録してください。動物の姿を見ていなくても、遠慮なく相談しましょう。音やシミは、動物以外が原因の場合もあります。
- 藤沢市のアライグマ捕獲数と被害件数を県の資料で見る
- 屋根裏・庭・水まわりでアライグマの痕跡を確かめる
- アライグマとハクビシン・タヌキ・クリハラリスの違い
- 境川・引地川の周辺や住宅地で見ておきたい侵入経路
- 藤沢市内8か所の鳥獣保護区と、捕獲前に知っておくこと
- アライグマが疑われるときに相談する3つの目安
- 自宅で安全にできる予防と、避けたい危険な対処
- 藤沢市の捕獲檻を借りる条件と、設置後の管理方法
- 藤沢市環境保全課への相談先と、捕獲後の連絡方法
- 藤沢市でのアライグマ対策費用と見積書の見方
- 藤沢市の住宅に残る被害をハウスガード24へ相談する
- まとめ|藤沢市でアライグマを疑ったら、まず市へ相談する
- 藤沢市のアライグマ対策でよくある5つの質問
藤沢市のアライグマ捕獲数と被害件数を県の資料で見る
県の防除計画には、市町村ごとの捕獲数や被害が掲載されています。ここでは、資料に載っている年度の数値を紹介します。市内でアライグマがどう増えてきたかが、数字から分かります。
令和3年度の捕獲161頭は7年間で最多だった
同計画の7年間で最も多かったのが、令和3年度の161頭です。前年度の23頭から約7倍に増えています。年度ごとの内訳は、この節の終わりの表に載せています。
捕獲数は、設置した檻の数や期間などによっても変わります。私は、この数字で市内の様子をつかみつつ、侵入口の周りに残る擦れた跡の色や、フンや毛、縦樋の足跡を見て、その家に動物が通っているかを判断します。
湘南地域362頭のうち藤沢市が約44%を占めた
令和3年度の湘南地域の捕獲数は362頭で、そのうち藤沢市が161頭、約44%を占めます。同じ地域では平塚市69頭、茅ヶ崎市28頭、秦野市29頭、伊勢原市29頭、寒川町11頭、大磯町30頭、二宮町5頭でした。
県は同計画で、湘南地域ではアライグマの分布が広がり、生息密度や捕獲数が増える傾向にあると説明しています。地域の東部では生息密度を下げ、西部では上昇を防ぐための捕獲を進める方針です。
令和4年度は生活被害等125件、農作物被害234万6,000円
令和4年度の藤沢市の生活被害等は125件で、湘南地域192件の約65%です。農作物被害額は2,346千円(234万6,000円)で、湘南地域2,597千円の約90%でした。生活被害等には人身被害が含まれ、農作物被害は出荷用の作物が調査対象です。
家庭菜園の被害など、農作物被害額に入らない被害もあります。市へ相談するときは、家の中の被害か、畑や庭の作物が食べられたのかを具体的に伝えましょう。
出典:神奈川県「第4次神奈川県アライグマ防除実施計画」(2024年3月策定、2026年9月27日閲覧)。
| 年度 | 藤沢市の捕獲数 | 湘南地域の捕獲数 | 藤沢市の地域内割合 |
|---|---|---|---|
| 平成27年度 | 34頭 | 169頭 | 約20% |
| 平成28年度 | 30頭 | 232頭 | 約13% |
| 平成29年度 | 26頭 | 205頭 | 約13% |
| 平成30年度 | 37頭 | 217頭 | 約17% |
| 令和元年度 | 65頭 | 244頭 | 約27% |
| 令和2年度 | 23頭 | 232頭 | 約10% |
| 令和3年度 | 161頭 | 362頭 | 約44% |
平成27年度
藤沢市の捕獲数:34頭
湘南地域の捕獲数:169頭
藤沢市の地域内割合:約20%
平成28年度
藤沢市の捕獲数:30頭
湘南地域の捕獲数:232頭
藤沢市の地域内割合:約13%
平成29年度
藤沢市の捕獲数:26頭
湘南地域の捕獲数:205頭
藤沢市の地域内割合:約13%
平成30年度
藤沢市の捕獲数:37頭
湘南地域の捕獲数:217頭
藤沢市の地域内割合:約17%
令和元年度
藤沢市の捕獲数:65頭
湘南地域の捕獲数:244頭
藤沢市の地域内割合:約27%
令和2年度
藤沢市の捕獲数:23頭
湘南地域の捕獲数:232頭
藤沢市の地域内割合:約10%
令和3年度
藤沢市の捕獲数:161頭
湘南地域の捕獲数:362頭
藤沢市の地域内割合:約44%
この表は、第4次計画に掲載された平成27年度〜令和3年度の捕獲数です。令和4年度以降の捕獲数や、現在の市内の生息数を示すものではありません。
捕獲の支援内容は市によって異なります。近隣の制度は、横浜市のアライグマと市の支援、川崎市のアライグマと相談窓口でも紹介しています。
屋根裏・庭・水まわりでアライグマの痕跡を確かめる
音や一つの足跡だけでは、ハクビシンやネコなどと区別できないことがあります。室内と庭で気づいたことを記録し、動物を見たときは、尾や顔の特徴も書き留めておきましょう。
屋根裏の音は、聞こえた場所と時間を記録する
音がした部屋と時間、どちらへ動いたように聞こえたかをメモしておくと、相談のときに役立ちます。ゆっくり重く響いても、アライグマとは限りません。私は現場で、猫が歩くようなドシドシという音か、爪でカタカタと鳴る音かを伺います。音の違いが分かると、動物の種類を絞れることが多いからです。音を追って屋根裏へ入る必要はなく、録音がなくても相談に差し支えはありません。
足跡と、庭で動かされたものを写真に残す
アライグマの足跡は、長い5本指が人の手のように見えるのが特徴です。安全に撮れるなら、足跡の近くに定規を置いた写真と、周囲を含む写真を残しましょう。ふたが開いた容器や倒れた鉢、池の網のずれも写しておくと、調査で経路を追いやすくなります。調査では、それだけでアライグマと決めず、ほかの痕跡と合わせて調べます。
食べられた果実や魚、フンの場所を記録する
藤沢市は、庭木や農作物、池の鯉や金魚、住宅への侵入、フンなどの被害を案内しています。何がいつから荒らされているか、フンがどこにあるかも、あわせてメモしておくと、話が早く進みます。庭の被害と屋根裏の音が重なる場合は、その両方を調査員へ伝えてください。
屋根裏に動物が入っているときは、調査でフンや建材の傷みのほかに、配線と侵入口も調べます。
フンや巣材の汚れが残る
触ったり掃除機で吸ったりせず、どこまで清掃が要るかを業者に調べてもらいましょう。
断熱材や天井板が汚れ、傷む
シミやたわみがあれば、近づかずに建物の点検を依頼してください。
配線などが傷んでいるおそれがある
煙や火花が見えたら避難して119番へ連絡してください。配線には触れないでください。
残った入口から、再び動物が入る
工事では、動物が中にいないと分かってから、建物の周囲の隙間も調べて塞ぎます。
アライグマとハクビシン・タヌキ・クリハラリスの違い
藤沢市の捕獲檻の対象はアライグマ・ハクビシン・クリハラリスの3種類で、タヌキは対象外です。見分けの手がかりは、尾や顔、足跡、見かけた時間です。
アライグマは尾のしま模様と5本指が手がかり
アライグマは目の周りから頬、鼻が黒く、尾にしま模様があります。足跡は細長い5本指が分かれて見えます。夜に庭へ現れたというだけでは決め手にならないため、姿や足跡とあわせて見分けます。
ハクビシンは白い鼻筋、タヌキは4本指の足跡が特徴
ハクビシンは額から鼻へ白い筋が通り、鼻がピンク色で、尾にアライグマのような輪模様はありません。タヌキの足跡は4本指です。タヌキは対象外の動物です。市の檻に入ったときの扱い方を前もって委託業者に聞いておくと、慌てずに済みます。
昼間に木の上で見かける動物はクリハラリスの可能性も
クリハラリスは全体が灰褐色で、昼間に木の上などで活動します。庭木や戸袋の被害も、市へ相談してかまいません。動物の種類が分からなければ、夜の屋根裏の音と昼間の目撃など、気づいたことを一つずつ伝えましょう。
| 動物の種類 | 活動時間 | 足・顔・尾の特徴 | 藤沢市の捕獲対象 |
|---|---|---|---|
| アライグマ | 夜間 | 長い五本指、目の周りが黒い、尾にしま模様 | 対象 |
| ハクビシン | 夜間 | 五本指、額から鼻へ白い筋、鼻はピンク色 | 対象 |
| クリハラリス | 昼間 | 灰褐色、樹上を移動、庭木や戸袋を利用 | 対象 |
| タヌキ | 夜間中心 | 四本指、尾に輪状のしま模様がない | 対象外 |
アライグマ
活動時間:夜間
足・顔・尾の特徴:長い五本指、目の周りが黒い、尾にしま模様
藤沢市の捕獲対象:対象
ハクビシン
活動時間:夜間
足・顔・尾の特徴:五本指、額から鼻へ白い筋、鼻はピンク色
藤沢市の捕獲対象:対象
クリハラリス
活動時間:昼間
足・顔・尾の特徴:灰褐色、樹上を移動、庭木や戸袋を利用
藤沢市の捕獲対象:対象
タヌキ
活動時間:夜間中心
足・顔・尾の特徴:四本指、尾に輪状のしま模様がない
藤沢市の捕獲対象:対象外
「尾にしま模様が見えた」「昼間に木の上で鳴いていた」など、目にした特徴をそのまま環境保全課へ伝えれば十分です。動物の名前は分からないままでかまいません。
境川・引地川の周辺や住宅地で見ておきたい侵入経路
藤沢市は南北に細長く、北部には台地や丘陵、農地があり、南部には住宅地や海岸の平地が広がります。こうした南北の違いを踏まえて、私は現場に着くと、まず建物の構造が入られやすいかを見て、2階の屋根裏から調べることが多いです。庭に餌になるものがあるか、屋根へ登れる場所があるかは、外回りで見ます。
北部の農地や丘陵地では、庭木や物置の周りを見る
北部には標高40〜50mの相模野台地、高座丘陵、河川沿いの低地があります。遠藤・御所見・長後・湘南台など農地に近い家では、庭や物置、雨樋に足跡が残っていないかが、最初の手がかりになります。
引地川沿いでは、川と住宅の間の環境を見ておく
引地川は大和市から藤沢市を南下し、相模湾へ注ぎます。川沿いでも田園や住宅地など環境が異なります。川の近くにお住まいなら、川と家の間の庭や塀、物置に足跡がないかを見て回ることをおすすめします。
片瀬・鵠沼などの住宅地では、庭や隣家との境目を見る
藤沢市の東側を境川、中央を引地川が流れています。片瀬・鵠沼・藤沢地区などでは、庭の水槽や果樹、ごみ置き場、建物の間に動物の痕跡がないかを探しましょう。隣の敷地には入らず、記録は自分の敷地から見えるところだけで足ります。
出典:藤沢市「藤沢市の下水道計画概要」(2026年5月20日更新、2026年9月27日閲覧)。
| 藤沢市内の環境 | 庭や建物の周囲で見る場所 | 建物の点検箇所 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 遠藤・御所見など北部の台地・農地 | 果樹、畑、谷戸、やぶ、物置、擁壁 | 雨樋、瓦、2階軒、倉庫の屋根 | 畑側の物置や擁壁に残る跡を見る |
| 引地川中流の斜面・田園・住宅地 | 河岸の植生、公園、駐輪場、塀 | 基礎、床下換気口、低い軒 | 川沿いでも周辺の環境は場所によって異なる |
| 片瀬・鵠沼・藤沢の南部市街地 | 水槽、果樹、ごみ置き場、隣棟間 | 配管、換気口、軒天、戸袋 | 庭の餌と、隣家との境目の跡を見る |
遠藤・御所見など北部の台地・農地
庭や建物の周囲で見る場所:果樹、畑、谷戸、やぶ、物置、擁壁
建物の点検箇所:雨樋、瓦、2階軒、倉庫の屋根
気をつけたいこと:畑側の物置や擁壁に残る跡を見る
引地川中流の斜面・田園・住宅地
庭や建物の周囲で見る場所:河岸の植生、公園、駐輪場、塀
建物の点検箇所:基礎、床下換気口、低い軒
気をつけたいこと:川沿いでも周辺の環境は場所によって異なる
片瀬・鵠沼・藤沢の南部市街地
庭や建物の周囲で見る場所:水槽、果樹、ごみ置き場、隣棟間
建物の点検箇所:配管、換気口、軒天、戸袋
気をつけたいこと:庭の餌と、隣家との境目の跡を見る
引地川は全長約21km、流域面積約67平方kmの二級河川で、藤沢市を含む6市に流域が広がります。川の規模を頭に置きながら、ご自宅では足跡などの痕跡を見ていきましょう。
藤沢市内8か所の鳥獣保護区と、捕獲前に知っておくこと
緑地で足跡を見つけても、自由に檻を置けるわけではありません。藤沢市内には8か所の鳥獣保護区があり、市の貸出檻にも設置場所の条件があります。
市内の鳥獣保護区は、江の島、新林公園・川名緑地、聖園愛護地区、境川沿い緑地、引地川沿い緑地、城南緑地、大庭城址、少年の森です。いずれも「身近な鳥獣生息地」として指定されています。
保護区の外でも、捕獲前に市へ相談する
野生鳥獣の捕獲は、保護区の外でも原則として規制されます。アライグマの対策は、県の防除計画と市の制度に沿って進めます。公園や河川敷、隣の土地などに自己判断で檻を置かず、環境保全課へ相談してください。
出典:藤沢市「藤沢市内の鳥獣保護区」(2025年4月24日更新、2026年9月27日閲覧)。
アライグマが疑われるときに相談する3つの目安
庭に足跡がある、屋根裏の音が続く、天井にシミができたなど、分かっている状況をそのまま伝えれば足ります。被害の軽い重いを、先に自分で決めておく必要はありません。
音がした日や、新しい足跡・フンを見つけた日を記録しておきましょう。捕獲後も音が続く場合は、そのことも伝えてください。「たまにしか音がしないから、たまに入ってくる程度だと思う」「今はもう入っていないと思う」。お客様からよく伺う言葉ですが、私はこれを判断の材料にしません。1頭が捕まったあとも、屋根裏と侵入口の状態を調べるようにしています。
被害がこの順番どおりに進むとは限りません。安全な場所から見えたことだけで当てはめれば十分です。
庭に足跡や食べられた跡がある
- 足跡や果実被害が一度だけ
- 動物の姿を見かけた
- フンや天井のシミはない
- 見つけた日時と場所を記録する
- 果実と屋外の餌を回収
- 自宅の庭や外壁を地上から撮る
屋根裏の音や、建物への出入りが続く
- 複数夜に重い音が続く
- 五本指の足跡が増える
- 建物の隙間に泥や毛がついている
- 檻の貸出条件を市に聞く
- 毎朝、檻を見に行けるか確かめる
- 屋根裏の動物と侵入口の調査を頼む
フンや臭い、天井のシミなどがある
- 天井のシミと強い獣臭
- 断熱材が広く乱れている
- 同じ場所にフンが増える
- 汚染場所へ近づかない
- 市へ捕獲状況を伝える
- 清掃・修繕・封鎖の見積もりを取る
自宅で安全にできる予防と、避けたい危険な対処
相談までの間は、庭の餌になるものを片付け、室内や地上から見える被害を記録します。捕獲や動物の運搬、高い場所の封鎖まで自分で進めないでください。
庭の果実やペットフードを片付け、飼育魚を守る
収穫できる果実を取り、落ちた実、生ごみ、ペットフードを屋外に残さないようにしましょう。池や水槽は、動物に外されにくい金網などで覆っておけば、魚を守りやすくなります。それでも屋根裏の音が続くときは、原因を調べてもらうよう相談することをおすすめします。音だけでは、住みついているかどうかまでは分かりません。
音がした部屋や、足跡を見つけた場所をメモする
簡単な間取り図に、音がした場所や庭の被害を書き込むと、相談時に説明しやすくなります。窓や雨樋も写る全体の写真があると、被害の位置が伝わります。屋根裏に入ったり屋根へ登ったりはせず、下から見えるところだけを記録すれば十分です。
穴は動物がいないと分かってから塞ぎ、捕まえた動物は業者に任せる
動物が中にいるまま穴を塞ぐと、閉じ込めてしまうおそれがあります。市の檻にアライグマが入った場合は、委託業者へ連絡しましょう。自分で車に載せて運び、川や山へ放しに行かないでください。
- 音や足跡、庭の被害を、気づいた分だけ記録する
- 落果と屋外の餌を毎日回収する
- 自宅の建物の隙間や破損を地上から撮る
- 檻の設置に立ち会い、毎朝見に行けるか確かめる
- 捕獲後の回収先を決めずに檻を置く
- 捕獲した個体を運搬し別の場所へ放す
- 動物が残る屋根裏の入口を先に閉じる
- 乾いたフンを掃除機やほうきで舞い上げる
藤沢市の捕獲檻を借りる条件と、設置後の管理方法
檻を借りたい場合は、まず環境保全課へ相談します。委託業者が自宅などへ運び、使い方を説明するため、借りるために市役所へ出向く必要はありません。
対象は3種類。タヌキは貸出制度の対象外
対象はアライグマ・ハクビシン・クリハラリスの3種類です。タヌキは在来種のため、貸出の対象になりません。
設置は屋外の地面に限られ、立ち会いが必要
設置できるのは、自分の土地か、所有者の許可を得た土地の屋外の地面です。屋根裏など家屋内や高い場所には置けません。設置時には立ち会いが必要です。賃貸や共同住宅では、管理会社や所有者にも事前に相談してください。
貸出期間は2か月、年度内に1回まで
貸出は2か月で、年度内に1回までです。毎朝檻を見に行くため、留守の予定や、家族で交代できるかを考えて日程を決めましょう。空き状況と設置日も受付のときに聞いておくと、日程が組みやすくなります。
毎朝檻を見て、回収できない休日は扉を閉める
設置中は毎朝、動物が入っていないかを見に行ってください。土日祝休日と年末年始は回収できないため、檻の扉を閉めておきましょう。ネコやネズミなどが誤って入った場合は、その場で放すよう案内されています。安全な扱い方が分からなければ、委託業者に相談してください。
| 項目 | 藤沢市の条件 | 申し込み前・利用中にすること |
|---|---|---|
| 対象動物 | アライグマ・ハクビシン・クリハラリス | 見かけた姿や、被害の内容を伝える |
| 設置場所 | 自分の土地か、所有者の許可を得た土地の屋外地面 | 所有者の許可と、設置時の立ち会い |
| 費用 | 檻の貸出しと対象動物の処分は無料 | 誘引用の餌は自己負担 |
| 期間 | 2か月・年度内1回 | 毎朝、檻を見に行ける日程を選ぶ |
| 休日 | 土日祝休日・年末年始は回収不可 | 前もって檻の扉を閉める |
| 捕獲後 | 委託業者が現地で回収し処分 | 速やかに委託業者へ連絡 |
対象動物
藤沢市の条件:アライグマ・ハクビシン・クリハラリス
申し込み前・利用中にすること:見かけた姿や、被害の内容を伝える
設置場所
藤沢市の条件:自分の土地か、所有者の許可を得た土地の屋外地面
申し込み前・利用中にすること:所有者の許可と、設置時の立ち会い
費用
藤沢市の条件:檻の貸出しと対象動物の処分は無料
申し込み前・利用中にすること:誘引用の餌は自己負担
期間
藤沢市の条件:2か月・年度内1回
申し込み前・利用中にすること:毎朝、檻を見に行ける日程を選ぶ
休日
藤沢市の条件:土日祝休日・年末年始は回収不可
申し込み前・利用中にすること:前もって檻の扉を閉める
捕獲後
藤沢市の条件:委託業者が現地で回収し処分
申し込み前・利用中にすること:速やかに委託業者へ連絡
空き状況や設置日は、申し込みのときに市へ聞くのが早道です。
出典:藤沢市「捕獲檻の貸出しについて」(2026年4月1日更新、2026年9月27日閲覧)。
藤沢市環境保全課への相談先と、捕獲後の連絡方法
檻を借りたいときの連絡先は、藤沢市環境保全課です。ご自宅の住所と被害の内容を伝え、檻を置く場所や管理の仕方を聞いてください。
貸出の相談窓口は環境保全課
窓口は藤沢市環境部環境保全課で、直通電話は0466-50-3519です。所在地は〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1、本庁舎8階です。檻は委託業者が運ぶため、貸出のための来庁は不要です。
捕獲したら、委託業者へすぐに連絡する
対象動物が入っていたら、速やかに委託業者へ連絡してください。業者が現地で回収し、処分します。処分費用はかかりません。連絡が遅いと翌開庁日の回収になる場合があるため、設置のときに委託業者の連絡先を控えておきましょう。
- 藤沢市内の住所・地区名・町名
- 屋根裏の音、フン、足跡、食害、飼育魚の被害
- 見た動物の尾・指・顔・活動時間
- 設置する土地が自分の土地か、所有者の許可を得ているか
- 設置日に立ち会える人
- 2か月間、毎朝檻を見に行ける人
- 回収できない休日に、檻の扉を閉めて管理できるか
捕獲や運搬には法律上の規制がある
市の檻を借りても、捕まえた動物を自由に運んだり飼ったりできるわけではありません。対象動物と手続き、捕まえたあとの扱いは、市の案内に従いましょう。
アライグマは県の防除計画と市の制度に沿って対処する
県の第4次防除計画は県全域を対象とし、期間は2024年4月1日〜2029年3月31日です。市の檻を利用する場合は、自分で動物を運ばず、委託業者による回収の手順に従ってください。
ハクビシンを捕まえる前に、市に問い合わせる
ハクビシンの捕獲は鳥獣保護管理法の規制を受けます。アライグマは特定外来生物でもあり、外来生物法により飼育や生きたままの運搬などが原則禁止です。どの制度で捕獲するかによって手続きが異なるため、市に問い合わせてください。対策の全体の流れは、アライグマ駆除の記事で説明しています。外来生物法の規制は、環境省「何が禁止されているの?(外来生物法の規制)」に書かれています。
藤沢市でのアライグマ対策費用と見積書の見方
市の檻は無料で借りられますが、業者に依頼する住宅の清掃や修繕まで無料になるわけではありません。見積もりでは、追い出し・捕獲、フンの清掃、侵入口の封鎖、足場のそれぞれに費用が書かれているかを見ておくと、比べやすくなります。
アライグマ対策にかかる費用の目安
| 被害の状態・必要な作業 | 一般相場 | 含まれる作業の例 |
|---|---|---|
| 被害や侵入口が一部に限られる | 1〜5万円 | 現地の確認、一部の侵入口の封鎖など |
| 屋根裏に被害があり、侵入口も複数ある | 5〜15万円 | 追い出し・捕獲対応、清掃、複数箇所の封鎖 |
| フン尿・断熱材・天井への影響 | 15〜30万円台 | フン・巣材の回収、必要な薬剤処理や断熱材の処理、再発防止工事 |
| 2階の軒や屋根の作業に足場が必要 | 上記に5〜20万円加算 | 高い場所で安全に作業するための足場など |
被害や侵入口が一部に限られる
屋根裏に被害があり、侵入口も複数ある
フン尿・断熱材・天井への影響
2階の軒や屋根の作業に足場が必要
見積書で見る5つの項目
- 調査範囲:屋根裏だけか、床下や建物の周囲も調べるか。
- 侵入口の数:屋根や軒天、基礎、配管まわりなど、どこを何か所塞ぐか。
- 清掃・消毒の範囲:フンの回収だけか、巣材や汚れた断熱材の処理も必要か。
- 再発防止工事:使われている入口のほか、今後入られそうな隙間も塞ぐか。
- 足場:高い場所の作業に足場が必要か、その費用が含まれているか。
市が負担するものと、自分で業者に頼む作業
市が無料にしているのは、檻の貸出と捕獲した動物の処分までです。檻の餌代、屋根裏の清掃、断熱材の交換、侵入口の封鎖は、ご自身の負担です。広告の最低料金だけで決めず、必要な工事と総額が書かれた見積書をもらいましょう。費用については、害獣駆除の費用相場、相談先の比較は害獣駆除の相談先を比べる記事でも説明しています。
動物を捕まえたあとも、家の清掃や修繕が要る場合があります。市の檻を借りている間でも、建物の調査は業者に相談しましょう。貸出期間が終わるまで待たなくて構いません。
藤沢市の住宅に残る被害をハウスガード24へ相談する
市の檻で捕獲できても、足音や臭いが続くと、ほかにも動物がいるのではないかと気になるものです。市が受け持つのは檻の貸出と回収までで、屋根裏のフンや汚れた断熱材、侵入口は家に残ります。屋根裏の奥や高い場所は、ご自分では見られません。ハウスガード24では、屋根裏と建物の周囲を調査し、残っている被害と必要な対策をご説明します。調査から清掃・封鎖、工事後の相談まで対応します。 フンや巣材の回収、消毒、断熱材の点検、侵入口の封鎖を自社施工で行います。動物が中にいないと分かるまでは、ご自身で穴を塞がないでください。
当サイトは、ハウスガード24を運営するSAKI-X株式会社のメディアです。私が他社の施工のあとを見て気になるのは、封鎖したつもりでも細かな隙間が残っていたり、侵入口が見落とされていたりすることです。相談先を選ぶときは、調査の結果と工事の内容を写真で説明してもらえるか、施工後にも連絡が取れるかを見てください。当社では、次の4つの対応をご案内しています。
① 対策工事に永年保証。他社は1年保証などが多い中、当社は永年保証制度を採用しています。対策工事を行った範囲で、保証条件に該当する再被害があった場合は、再点検と無償での再施工を行うため、対策工事をした箇所に今後追加費用が発生しません。
保証は工事完了日から始まり、当社が事業を継続し、ご本人が対象住宅にお住まいの期間に有効です。建物を譲渡した場合は引き継がれません。未施工の範囲からの侵入、天災、建物の経年劣化・腐食・変形、封鎖箇所への改変、地中からの侵入、足場なしで調査・施工できない範囲は対象外です。
② 現地調査・お見積もりは無料。調査結果と見積もりを見てから、工事を依頼するかを決めていただけます。塞ぐ場所と箇所数、清掃の範囲などを一つずつご説明します。
③ 工事後も担当職人へ直接相談。施工した職人に、LINE・電話・メールで直接ご連絡いただけます。前回の工事内容を知る職人に、気になる音や被害をご相談ください。
④ 対策工事をお申し込みの方に噴霧器を進呈。害獣よけ自動噴霧器「ネズミガード24」(9,800円相当)をお付けします。無料調査のみの場合は対象外です。
藤沢市へは神奈川営業所(大和市)から伺います。お問い合わせから最短30分でお伺いし、受付は24時間365日です。到着時間は道路状況や当日の予約、職人の対応状況によって変わります。まずは無料の現地調査・お見積もりからご相談ください。
ハウスガード24では、屋根裏と建物の周囲を調べ、確認できた被害と必要な対策をご説明します。市の檻を利用中の方も相談できます。工事の依頼は、調査結果と見積もりを見てからお決めください。
ハウスガード24の対応:屋根裏と侵入口の調査/フンの清掃・消毒/侵入口の封鎖と工事後の相談
※現地調査・お見積もりは無料です。永年保証は対策工事を行った範囲に適用され、有効条件や対象外のケースがあります。建物全体の無条件保証ではありません。到着時間は場所や対応状況によって異なります。
現地調査から工事後まで、7つの対応
アライグマ・ハクビシン・イタチ・ネズミ・コウモリの対策を、関東・山梨・静岡で自社施工しています。
現地調査もお見積もりも無料
動物の有無や侵入口、屋根裏の汚れを調べ、必要な作業をご説明します。見積もりを確認してからご依頼を判断できます。
作業内容を見積書で一つずつ確認
現場の写真を見ながら、清掃・消毒・封鎖・修繕の作業場所と範囲をご説明します。
対策工事に永年保証
保証書で、対象となる工事と有効条件、対象外のケースを確認できます。
対策工事を行った範囲で、保証条件に該当する再被害があった場合は、再点検と無償での再施工を行います。保証は工事完了日から始まります。
「永年」の定義:当社が害獣の駆除・対策事業を継続し、ご本人が保証住宅に住んでいる期間です。ご本人限りで有効となり、建物を譲渡した場合は次の所有者へ引き継がれません。
保証の対象外:施工していない範囲からの侵入、地震・台風・落雷・水害・豪雪などの天災、建物の経年劣化・腐食・変形、封鎖箇所へ手を加えた場合、地中からの侵入、足場がなく調査・施工できない範囲。
確認ポイント:施工写真と見積書を見ながら、どの場所の工事が保証対象かを確認してください。
対策工事をお申し込みの方全員に噴霧器を進呈
対策工事をお申し込みの方全員に、害獣よけ自動噴霧器「ネズミガード24」(9,800円相当)をお付けします。
担当職人へ直接連絡できる
施工を担当した職人と、LINE・電話・メールで直接やりとりできます。
神奈川営業所から藤沢市へ対応
神奈川営業所(〒242-0006 神奈川県大和市南林間1-10-17)から伺います。24時間365日受け付け、最短30分で対応します。到着時間は、場所や職人の対応状況、道路状況によって異なります。
Googleクチコミも確認できる
Googleクチコミは★5.0(32件・2026年9月時点)です。評価に加え、実際に受けた調査や工事の説明にも納得できるかを確かめてください。
対応エリアと営業所
藤沢市へは神奈川営業所から伺います。関東・山梨・静岡に対応しています。営業所は東京本社(中央区日本橋茅場町)と千葉(松戸市)・埼玉(熊谷市)・神奈川(大和市)・茨城(つくば市)・山梨(甲府市)・静岡(静岡市)・浜松(浜松市)の8か所です。群馬・栃木は近隣の営業所から出張対応します。
現地調査・お見積もりは無料です。 調査で分かった被害と必要な作業を確認し、工事を依頼するかお決めください。
まとめ|藤沢市でアライグマを疑ったら、まず市へ相談する
市へは、ご自宅の音や足跡、庭の被害を伝えて相談しましょう。市内で捕獲が増えていることも頭に置きつつ、ご自宅で何が起きているかは、家に残る跡を調べてもらうとはっきりします。
檻の管理の仕方を知り、家に必要な対策も相談する
市の捕獲檻は2か月・年度内1回です。屋外の地面に設置し、毎朝確認して、回収できない休日は扉を閉めます。捕獲後は、フンや侵入口が残っていないかを調べてもらいましょう。
まず記録すること
音がする時間、足跡、庭や飼育魚の被害、フンの場所を書き留めておくと、相談で伝え漏れがありません。
市へ聞くこと
対象動物、置ける土地、立ち会い、貸出期間、毎朝の見回り、休日の扉の扱いを聞いておきましょう。
住宅の調査で聞くこと
清掃や断熱材の処理、侵入口の封鎖がどこまで要るかを聞き、工事費と保証条件の説明も受けておくことをおすすめします。
フンや汚れた断熱材、壊れた板、侵入口が残っていないか調べます。ハウスガード24では、必要な作業と費用をご説明します。動物の種類が分からない段階でもご相談ください。
ハウスガード24の対応:屋根裏と建物の周囲の調査/清掃・消毒・侵入口封鎖/施工後も担当職人へ直接相談
※現地調査・お見積もりは無料です。永年保証は対策工事を行った範囲に適用され、有効条件や対象外のケースがあります。建物全体の無条件保証ではありません。到着時間は場所や対応状況によって異なります。
藤沢市のアライグマ対策でよくある5つの質問
檻の貸出期間や設置場所、休日の回収、捕獲後の住宅の対策について説明します。
Q. 藤沢市ではアライグマ用の捕獲檻を無料で借りられますか?
A. はい。生活被害を防ぐための捕獲檻を無料で借りられます。檻は委託業者が運びますが、中に置く餌は自己負担です。
Q. 捕獲檻は何日間使えますか?
A. 貸出期間は2か月で、年度内1回限りです。毎朝檻を見に行けて、休日には扉を閉められる期間を選んで申し込みましょう。
Q. 屋根裏やベランダへ捕獲檻を置けますか?
A. 置けません。設置できるのは、自己所有地または所有者の許可を得た場所の屋外地面です。高所と家屋内は対象外です。
Q. 土日祝日にアライグマが入った場合も回収されますか?
A. いいえ。土曜・日曜・祝休日・年末年始は回収できず、翌開庁日の対応です。市はこれらの日に檻の扉を閉めるよう案内しています。
Q. 捕獲後は屋根裏の清掃や封鎖も市が行いますか?
A. いいえ。市が案内しているのは、檻の貸出と対象動物の回収・処分までです。清掃や消毒、断熱材の処理、屋根の修繕、侵入口の封鎖は、専門業者に作業の中身と費用を相談してください。

