夜半、天井の奥で重いものが向きを変える音。朝には庭のみかんが落ち、濡れた土に五本指の跡。——横須賀市でアライグマを疑う場面は、屋根裏と屋外の異変が同じ夜に重なるところから始まります。
ここで先にわなを置き、捕まえた個体を山や公園へ放すのは避けてください。アライグマは特定外来生物で、捕獲後の運搬や放出まで法律と市の手順に沿って扱う必要があります。
神奈川県の第4次防除実施計画では、横須賀三浦地域は計画策定前から生息密度が高く、令和3年度の地域捕獲数は694頭でした。そのうち横須賀市は281頭です。市は捕獲わなだけでなく、自動撮影カメラも貸し出しています。姿を見ていない段階なら、カメラを借りて種類と通過時刻を確かめることをおすすめします。
市の支援は捕獲用わなの設置と対象動物の回収が中心です。屋根裏の清掃、消毒、侵入口封鎖は別に手配します。
- 横須賀市のアライグマ捕獲数は令和3年度281頭
- わなの設置と捕獲動物の回収は無料、誘引用のエサは利用者負担
- わなは1日最低1回の見回りが必要で、土日祝日は回収なし
- トレイルカメラは原則1台、最長3か月、貸出費用は無料
高所へ上がらず、室内と地上から確認できる項目だけを選んでください。
足跡の横に定規を置き、音がした時刻と方向を控えてください。種類が決まっていなくても、そのまま市へ相談しましょう。
横須賀市のアライグマ捕獲実数と地域内訳を読む
「最近見かけなくなったから減った」とは判断できません。横須賀市では毎年200頭前後から300頭超の捕獲が続き、地域全体でも高い捕獲数が維持されています。
令和3年度は横須賀市だけで281頭を捕獲した
第4次神奈川県アライグマ防除実施計画の市町村別表では、横須賀市の捕獲数は平成27年度239頭、平成28年度266頭、平成29年度314頭、平成30年度283頭、令和元年度197頭、令和2年度246頭、令和3年度281頭です。単年度の上下はありますが、7年間すべてで197頭以上が捕獲されています。
横須賀三浦地域は令和3年度に694頭だった
同じ令和3年度の横須賀三浦地域は、横須賀市281頭、鎌倉市258頭、逗子市49頭、三浦市60頭、葉山町46頭で、合計694頭です。横須賀市は地域全体のおよそ4割を占めます。県はこの地域について、計画策定前から生息密度が高く、近年の捕獲数は横ばいから緩やかな増加傾向と説明しています。
捕獲頭数の読み方と、県の位置づけ
捕獲数は、わなの設置場所、時期、期間、実施者の技術にも左右されます。「市内に281頭だけいる」ではなく、「281頭を捕まえた」と読んでください。県は横須賀三浦地域を、生息密度を低減させるための計画的捕獲を進める区域に位置付けています。隣接地域との違いは、横浜市のアライグマに関する記事にまとめています。
出典:神奈川県「第4次神奈川県アライグマ防除実施計画」(2024年3月策定、2026年9月27日閲覧)。
| 年度 | 横須賀市 | 横須賀三浦地域 | 市の地域内割合 |
|---|---|---|---|
| 平成27年度 | 239頭 | 491頭 | 約49% |
| 平成28年度 | 266頭 | 570頭 | 約47% |
| 平成29年度 | 314頭 | 546頭 | 約58% |
| 平成30年度 | 283頭 | 572頭 | 約49% |
| 令和元年度 | 197頭 | 551頭 | 約36% |
| 令和2年度 | 246頭 | 669頭 | 約37% |
| 令和3年度 | 281頭 | 694頭 | 約40% |
市町村別捕獲数として計画本文で確認できる最新年度は令和3年度です。令和4年度以降の横須賀市単独の捕獲数は、今回調べた公開資料には載っていませんでした。
住宅内外に残る被害サインと、放置したときの影響
鳴き声を聞けなくても、家の中と庭に残る跡を結び付ければ相談材料になります。ここでは一般的な生態を広げず、横須賀市が実際に案内している生活被害に絞ります。
夜間の重い音と同じ経路の往復を記録する
アライグマは夜行性で、屋根裏や作業小屋、使われていない建物を休息場所にします。音が一度だけなら通過も考えられますが、同じ時刻に庭側から屋根中央へ動く音が続くなら、調査で出入口と休息場所の両方を探します。音については、私は現場で「猫が歩くようなドシドシした音か、爪でカタカタ鳴る音か」をお客様に伺います。この違いで、動物の種類を絞れることが多いからです。
果実・ごみ・観賞魚の被害を外周調査につなげる
市の相談ページは、屋根裏の物音、庭のみかんや柿、ごみ荒らしを被害例に挙げています。果実だけが消えた場合も、容器のふたを動かした跡、池の網のずれ、塀や雨樋の泥を合わせて撮影してください。
ためフンと天井の変色は清掃範囲を決める材料になる
屋根裏の一角へフン尿が重なると、断熱材を通って天井板へ変色が出ます。私は屋根裏に入ると、まず臭いとフンの有無を見ます。場合によっては、足跡も見ます。ご自宅では、乾いたフンを掃除機で吸うと粉じんが広がるため、触らずに量と位置を記録しておいてください。市は屋根裏などの清掃や消毒を行っていません。
放置したときの影響は、衛生・建材・設備・近隣の四つに及びます。
フンと巣材が生活空間へ落ちる
調査では、点検口や配線穴の周りまで、汚れが広がっていないかを調べます。
断熱材と天井板に臭いが残る
表面の清掃で戻らない部分は、交換が必要かを業者に判断してもらいましょう。
露出した配線周辺が傷む
焦げ臭さや停電に気づいたら触らずに、設備の点検を先にしてください。
谷戸の連続した屋根へ移る
自宅だけでなく、塀・庭木・物置がつながる方向も見ておくと、移動の道筋が分かります。
クリハラリス・ハクビシン・タヌキとの見た目の違い
横須賀市では、アライグマだけでなくクリハラリスとハクビシンも捕獲わなの対象です。一方、タヌキは在来種で、市の案内では捕獲対象外です。
夜の五本指と尾の輪模様はアライグマを疑う
アライグマは体長60〜90cm、体重4〜10kg程度で、尾に輪状の縞があります。前足は細長い五本指で、泥の上に手形に似た跡を残します。夜間に容器を開けたり、雨樋から屋根へ上ったりする様子が写れば候補が上がります。足跡の測り方はアライグマの足跡の見分け方で、写真と合わせて説明しています。
昼間の鳴き声と球形の巣ならクリハラリスを疑う
クリハラリスは体長30〜50cm、体重150〜500g程度で、昼行性です。樹上で独特の声を出し、枝の間や屋根裏に球形の巣を作ります。日中の鳴き声や戸袋の巣は、夜行性のアライグマの痕跡とは分けて伝えてください。
白い鼻筋はハクビシン、四本指はタヌキの材料
ハクビシンは額から鼻先へ白い線が通り、尾にアライグマのような輪模様はありません。タヌキは四本指で、市のわなへ誤って入った場合は速やかに放すよう案内されています。種類ごとの扱いは、姿・活動時間・足跡・尾を一緒に見て決めます。
| 候補 | 活動時間 | 特徴 | 横須賀市の捕獲対象 |
|---|---|---|---|
| アライグマ | 夜間 | 五本指、目の周りが黒い、尾に輪状の縞 | 対象 |
| クリハラリス | 昼間 | 小型、樹上、独特の鳴き声、球形の巣 | 対象 |
| ハクビシン | 夜間 | 五本指、額から鼻へ白い線、長い尾 | 対象 |
| タヌキ | 夜間中心 | 四本指、尾に輪状の縞がない | 対象外 |
「夜に五本指の動物」「昼に木の上で鳴く小型動物」のように、見たことだけをそのまま自然環境課へ伝えましょう。在来種が誤ってわなに入ったときの扱いも、そのときに聞いておいてください。
谷戸と海に挟まれた横須賀市の侵入経路を探す
横須賀市は100.80平方キロメートルの市域に、丘陵、谷戸、海沿いの市街地、農地が近接しています。市全体を同じ順番で点検せず、建物へつながる経路から絞ります。
東京湾側の丘陵住宅では斜面と屋根の高低差を見る
横須賀市「馬堀自然教育園」によると、同園は三浦半島東部の東京湾に面した山林にあり、面積は3.8ヘクタールです。東側の丘陵住宅では、道路側から2階に見える屋根が、斜面上の隣地からは低く見える場合があります。高い側の庭木、擁壁、物置、雨樋が屋根へ続いていないかを見ておきましょう。
谷戸の住宅では空き家と細い通路を一続きで見る
市は横須賀市「谷戸地域コミュニティ再生提案事業」で、谷戸地域の空き家や空き店舗を活用する取り組みを進めています。こうした谷戸の区画では、人の出入りが少ない建物、繁った植栽、連なる隣の屋根に、点検されていない開口が残りやすくなります。道路から見えない側を、管理者と一緒に見て回ることをおすすめします。
西部の農地周辺では果実と水場を片づけておく
横須賀市「市民農園で野菜づくりしませんか!」には、津久井、荻野、秋谷などの農園が掲載されています。西側や南側で農地と住宅が接する区画では、落果、収穫しない果実、コンポスト、ペットフード、池を夜間の誘引物にしないことが先です。そのうえで、畑や庭から建物へ続く経路を、敷地ごとにたどってください。
| 市内の環境 | 先に追う経路 | 住宅で見る場所 | 判断上の注意 |
|---|---|---|---|
| 東京湾側の丘陵住宅 | 斜面上の庭木、擁壁、物置、雨樋 | 瓦、破風、2階軒天 | 道路側だけでなく高い隣地側を見る |
| 谷戸と空き家が混在する区画 | 繁った植栽、細い通路、隣接屋根 | 戸袋、換気口、屋根の継ぎ目 | 空き家の管理者や所有者の許可が必要 |
| 津久井・荻野・秋谷などの農地周辺 | 落果、畑、コンポスト、池 | 基礎、床下換気口、低い屋根 | 夜の餌になる物を敷地に残さない |
横須賀市「令和5年住宅・土地統計調査結果の公表について」では、総住宅数は194,640戸、空き家率は15.6%です。標本調査のため誤差を含み、空き家率だけでアライグマ被害の件数は判断できません。管理の届きにくい建物を点検対象へ加える根拠として使います。
被害の進み方を3段階で見て、相談する時期を決める
庭を一度通った段階と、屋根裏のフン尿が天井へ染みた段階では、必要な支援が違います。新しい痕跡が出る間隔と、建物への影響で段階を決めます。
毎日の変化を基準に記録・捕獲・建物調査を選ぶ
軽度は三日間の記録、中度は市へのわな相談と建物の侵入口の調査、重度は清掃・消毒・補修までを一体で進める段階です。音が止まった日も記録しておき、捕獲後に再び痕跡が出るかを比べましょう。市が受け持つのはわなの設置と回収までで、屋根裏の清掃や消毒、侵入口の封鎖は、住まいの側で業者に頼んでください。斜面側の軒や屋根の上には、地上から見えない部分もあります。
庭の痕跡、屋根裏の音、フン尿と建材への影響から、次の行動を決めましょう。
通過か定着かを見極める段階
- 足跡や果実被害が一度だけ
- 屋根裏の音は単発
- フンや天井のシミはない
- 三日間の時刻と場所を記録
- 餌になる物を片づける
- トレイルカメラの空きを市に聞く
敷地と屋根を繰り返し使う段階
- 複数夜に重い足音が続く
- 五本指の足跡が増える
- 入口候補に泥や毛がある
- わなの設置条件を市に聞く
- 毎日見回れる日程を決める
- 在室と侵入口を調査する
衛生と建物へ影響が出た段階
- 天井のシミと強い獣臭
- 断熱材が広く乱れている
- 同じ場所にフンが増える
- 汚染場所へ近づかない
- 市へ捕獲状況を相談
- 清掃と封鎖を別に見積もる
屋根裏の音だけでは、アライグマとハクビシンを取り違える場合があります。ハウスガード24では、足跡・フン・活動時間と建物外周を照合し、捕獲後に残る清掃と封鎖の範囲まで整理します。
ハウスガード24の対応:種類と在室状況の確認/屋根・軒天・戸袋・基礎の調査/フン回収・消毒・侵入口封鎖
※現地調査・お見積もりは0円です。永年保証は、対策工事を実施した場合に当社が実際に工事を行った範囲を対象として適用されます。建物全体を無条件に保証するものではありません。
自宅でできる初動と、捕獲前にやめておく行動
足跡を見つけると、すぐに入口を閉じたくなります。先に進めるのは、記録、餌の管理、地上から家の周りを見ることまでです。私は現場で、追い出しをしないまま侵入口だけを塞がないよう、必ずお伝えしています。壁の中や屋根裏に、動物を閉じ込めるおそれがあるからです。
果実・ペットフード・お供え物は夜までに片づける
収穫しない果実、ペットの食べ残し、お供え物、池の魚、開いたごみ容器を片づけましょう。市も、餌と住処を得やすい状態にしない環境づくりを案内しています。庭木の枝は屋根から離し、やぶや竹林は移動経路が見える状態に整えておくと、通り道に気づきやすくなります。
足跡と開口を撮影して通過方向を一枚にまとめる
足跡は、定規を横へ置いて、全体が分かる写真と近づいた写真を撮りましょう。次に、足跡の向きから塀、庭木、雨樋、瓦へ視線を移し、開口候補に番号を振っておけば、電話でも場所を説明しやすくなります。高い脚立は使わず、見えない部分は現地調査へ残してください。
捕獲したアライグマは、委託事業者の回収を待つ
アライグマは特定外来生物です。捕獲後に公園や山林へ放すことはできません。市のわなを使う場合は委託事業者の回収を待ち、誤ってネコやタヌキが入った場合は、市の案内に従って速やかに放してください。規制の概要は環境省「何が禁止されているの?(外来生物法の規制)」に載っています。
- 三日分の音・足跡・餌荒らしを記録する
- 落果と屋外の餌を毎日回収する
- 自宅敷地の開口を地上から撮る
- カメラとわなの見回り日程を組む
- 捕獲後の回収先を決めずにわなを置く
- 捕獲個体を車で運び別の場所へ放す
- 動物が残る屋根裏の入口を先に閉じる
- フンを乾いたまま吸い込んだり掃き集めたりする
横須賀市のわな貸出・見回り・回収条件を確認する
横須賀市の制度は、わなを窓口で受け取る仕組みではありません。自然環境課へ電話すると、委託事業者が自宅等へ運び、使用方法を説明します。
設置と対象動物の回収は無料でエサは自己負担
捕獲対象はアライグマ、クリハラリス、ハクビシンの三種です。わなの設置と対象動物の回収は無料ですが、誘引用のエサは利用者が用意します。
自己所有地か所有者の許可を得た場所へ設置する
わなを置けるのは、自分の土地または土地所有者の許可を得た場所です。賃貸住宅、共同住宅の共用部、隣家の空き家へ勝手に置くことはできません。管理会社、管理組合、所有者との調整を、先に済ませておきましょう。
一日最低一回見回り休日の前日はふたを閉める
使用中は1日最低1回の見回りが必要です。土曜日、日曜日、祝休日は回収していないため、金曜日や祝休日の前日は、わなのふたを閉めておきましょう。見回れない旅行中や長時間不在の日に稼働させないでください。
平日8時30分から9時の回収連絡を優先する
対象動物が入った場合は自然環境課へ連絡し、市が委託事業者を手配します。回収連絡は平日8時30分から9時が案内されており、それ以降は翌開庁日になる場合があります。2025年2月17日から、市公式LINEでも捕獲動物の回収だけを受け付けています。
出典:横須賀市「アライグマ・クリハラリス(タイワンリス)・ハクビシンによる被害でお困りの方へ」(2026年5月7日更新、2026年9月27日閲覧)。
| 項目 | 横須賀市の条件 | 利用者が行うこと |
|---|---|---|
| 対象 | アライグマ・クリハラリス・ハクビシン | 種類が不明なら見た特徴を伝える |
| 設置 | 委託事業者が自宅等へ持参し使用方法を説明 | 所有地または許可を得た場所を用意 |
| 費用 | わなの設置と対象動物の回収は無料 | 誘引用のエサを自己負担で用意 |
| 管理 | 1日最低1回の見回り | 毎日見回り、休日の前日はふたを閉める |
| 回収 | 平日8時30分〜9時の連絡を案内 | 自然環境課または回収専用の市公式LINEへ連絡 |
市は屋根裏などの清掃や消毒を行っていません。フン、断熱材、天井板、侵入口の処理は、捕獲後に建物の作業として業者に相談してください。
自動撮影カメラで種類と通過時刻を確かめる方法
姿を一度も見ていない状態なら、わなより先にカメラで通過時刻と方向を絞る方法があります。横須賀市は赤外線センサー付きのトレイルカメラを市民へ貸し出しています。
原則一台を最長三か月まで無料で借りられる
貸出台数は全体で5台、1回につき原則1台、期間は最長3か月です。貸出費用は無料ですが、電池、運搬、設置、返却にかかる費用は申請者が負担します。設置も市職員ではなく申請者が行います。
隣家を映さず週一回以上の巡回を続ける
設置場所は横須賀市内に限られ、土地所有者が別の場合は合意が必要です。隣家の敷地や窓を映さない向きにし、最低でも週に1度は巡回する決まりです。撮影でアライグマ、ハクビシン、クリハラリスと分かった場合は、希望すれば捕獲用わなを借りられます。
出典:横須賀市「自動撮影カメラをお貸しします」(2026年4月10日更新、2026年9月27日閲覧)。
- 動物が通りそうな塀・庭木・物置・基礎の方向
- 隣家の敷地や窓が映らない角度
- 土地所有者の同意
- 電池を交換し、週1回以上見に行ける担当者
- 最長3か月以内に返却できる日程
自然環境課へ伝える情報と、電話の受付時間
「何かいる」だけでは、わなとカメラのどちらを使うか決めにくくなります。電話前に、被害場所と管理条件を一枚にまとめてください。
捕獲わなの相談は平日8時30分から17時まで
相談先は横須賀市経営企画部自然環境課、電話046-822-8528です。捕獲わなの電話受付は平日8時30分から17時までで、12時から13時を除きます。委託事業者が自宅等へわなを持参するため、来庁は不要です。
被害・設置場所・見回り担当を一度に伝える
町名、建物の所有関係、屋根裏か庭か、足跡やフン、被害の開始日、わなを置ける敷地、毎日見回る人、休日をまたぐ予定を伝えましょう。カメラを希望する場合は空き状況を電話で聞いたあと、借用書兼誓約書を自然環境課の窓口へ提出します。
- 横須賀市内の町名と被害場所
- 屋根裏の音・庭荒らし・フン・足跡の有無
- 動物を見た時間帯と尾・指・大きさ
- 持ち家・賃貸・空き家など所有関係
- わなを毎日見回れる人と、設置できる日
- カメラの貸出を希望するか
特定外来生物の捕獲と処理を法律の面から見る
アライグマ、クリハラリス、ハクビシンは市の捕獲対象ですが、法律上の区分は同じではありません。市の制度を使う場合も、捕獲後の扱いを先に知っておきましょう。
アライグマは外来生物法に基づく防除対象になる
神奈川県の防除公示は、区域を県全域、期間を2024年4月1日から2029年3月31日までとし、横須賀市を防除の一部を行う市町村に含めています。県の公示では、はこわな等で捕獲し、捕獲個体を適切に処分する方法が示されています。
ハクビシンは鳥獣保護管理法で扱いが決まる
横須賀市のページは、ハクビシンを鳥獣保護管理法に基づく有害鳥獣として捕獲すると説明しています。アライグマの外来生物法上の手続と混同しないでください。一般的な法令と駆除工程はアライグマ駆除の解説記事へ譲り、この記事では横須賀市の利用条件に範囲を絞っています。
横須賀市のアライグマ対策費用を作業別に比べる
市のわなが無料でも、屋根裏を元の状態へ戻す費用まで無料になるわけではありません。一般相場は捕獲だけでなく、清掃・消毒・封鎖・高所作業の範囲で読んでください。
横須賀市でアライグマ対策を依頼するときの一般相場
| 現場の状態 | 一般相場 | 想定される作業 |
|---|---|---|
| 痕跡と入口が限定的 | 1〜5万円 | 現地確認、局所的な対策、小規模な封鎖 |
| 屋根裏利用と複数の開口 | 5〜15万円 | 追い出し・捕獲対応、清掃、複数箇所の封鎖 |
| フン尿・断熱材・天井への影響 | 15〜30万円台 | フンと巣材の回収、薬剤処理、断熱材の確認、全周封鎖 |
| 2階軒や屋根面に足場が必要 | 上記に5〜20万円加算 | 斜面側の軒へ近づくための仮設設備と作業時間 |
痕跡と入口が限定的
屋根裏利用と複数の開口
フン尿・断熱材・天井への影響
2階軒や屋根面に足場が必要
見積書で見る五つの費用要因
- 調査範囲:屋根裏に限るのか、斜面側・床下・外周まで調べるのか
- 侵入口の数:瓦、軒天、戸袋、基礎を何箇所施工するか
- 清掃・消毒の範囲:表面のフンだけか、巣材・汚れた断熱材の撤去まで含めるか
- 再発防止工事:使われた穴に加え、同じ屋根面の未侵入開口まで補強するか
- 足場:斜面側や2階の軒へ安全に届く設備が必要か
足場について、私は、3m以上の高さにある侵入口を塞ぐときや、そうした高さに侵入口がありそうな建物のときに、要ると判断しています。広告の下限額ではなく、作業箇所と追加条件を同じ書面で比べましょう。相場全体は害獣駆除の費用相場、書面の比較方法は害獣駆除の相談先を比べる記事で説明しています。
ハウスガード24が選ばれる7つの理由
現地調査もお見積もりも無料
種類、侵入口、汚染範囲を確認してから、必要な対策工事を判断できます。
作業内容を見積書で一つずつ確認
封鎖箇所、材料、清掃と消毒の範囲を項目に分けて説明します。
対策工事に永年保証
保証内容、「永年」の定義、対象外条件を保証書へ記載します。
当社が実際に対策工事を行った範囲で再被害を確認した場合、再点検と無償での再施工を行います。工事完了日が保証開始日です。
「永年」の定義:当社が害獣の駆除・対策事業を継続し、ご本人が保証住宅に住んでいる期間です。ご本人限りで有効となり、建物を譲渡した場合は次の所有者へ引き継がれません。
保証の対象外:施工していない範囲からの侵入、地震・台風・落雷・水害・豪雪などの天災、建物の経年劣化・腐食・変形、封鎖箇所へ手を加えた場合、地中からの侵入、足場がなく調査・施工できない範囲。
確認ポイント:保証対象を施工写真と見積書の番号で照合し、保証書と一緒に保管します。
対策工事のお申込み全員に噴霧器
対策工事をお申し込みの方全員に、害獣よけ自動噴霧器「ネズミガード24」(9,800円相当)をお付けします。
担当職人へ直接連絡できる
施工を担当した職人と、LINE・電話・メールで直接やりとりできます。
神奈川県内の営業所から対応
神奈川営業所は〒242-0006 神奈川県大和市南林間1-10-17です。横須賀市を含む県内の相談を24時間365日受け付け、お問い合わせから最短30分で対応します。訪問時刻は出動状況と道路状況を確認して案内します。
件数と時点を確認できる利用者評価
Googleクチコミ ★5.0(32件・2026年9月時点)。調査、説明、施工後対応について寄せられた内容も確認できます。
対応エリアと営業所
横須賀市は大和市南林間の神奈川営業所から対応します。関東・山梨・静岡に対応しています。営業所は東京本社(中央区日本橋茅場町)と千葉(松戸市)・埼玉(熊谷市)・神奈川(大和市)・茨城(つくば市)・山梨(甲府市)・静岡(静岡市)・浜松(浜松市)の8か所です。群馬・栃木は近隣の営業所から出張対応します。
市の捕獲支援と建物の清掃・封鎖・保証を分け、必要な作業を写真と書面で説明します。
まとめ|横須賀市では捕獲と建物対策を別々に進める
横須賀市では令和3年度に281頭、横須賀三浦地域では694頭のアライグマが捕獲されました。この数字を頭に置いて、屋根裏と庭の痕跡から、ご自宅の状況を確かめておくことをおすすめします。
わな・回収・清掃・封鎖を、それぞれ別の作業として手配する
自然環境課へ相談して、毎日見回れる日程を決めましょう。種類が不明ならトレイルカメラを使い、捕獲後は建物内の汚染と入口を調べてもらってください。
まず記録すること
音の時刻、五本指の足跡、果実被害、フン、屋根へ続く経路を三日分残しておくと、市への相談で迷いません。
市へ聞くこと
わなの設置場所、見回り担当、休日、対象種、回収方法、カメラの空きを聞いておきましょう。
建物側で見ること
清掃、消毒、断熱材、複数の開口、斜面側の足場、保証対象を、見積書で見比べておくと、あとで困りません。
市のわなで個体を回収しても、屋根裏のフン、汚れた断熱材、壊れた軒天は残ります。ハウスガード24では、建物内外を照合し、衛生処理と再侵入を防ぐ施工範囲を箇所ごとに説明します。
ハウスガード24の対応:捕獲後の屋根裏調査/フン・巣材の回収と消毒/金属材による侵入口封鎖と施工写真の共有
※現地調査・お見積もりは0円です。永年保証は、対策工事を実施した場合に当社が実際に工事を行った範囲を対象として適用されます。建物全体を無条件に保証するものではありません。
よくある質問|横須賀市のアライグマに関する5問
市のわな、休日の回収、カメラ、誤捕獲、捕獲後の工事について、相談前に迷いやすい点に答えます。
Q. 横須賀市ではアライグマのわなを無料で設置してもらえますか?
A. はい。市の案内では、委託事業者が捕獲用わなを自宅等へ持参して使用方法を説明します。設置と対象動物の回収は無料ですが、誘引用のエサは利用者負担です。
Q. わなは何日間借りられますか?
A. 捕獲わなの期間は、申し込むときに自然環境課へ聞いてください。トレイルカメラは最長3か月です。
Q. 土日や祝日に捕獲された場合も回収してもらえますか?
A. いいえ。土曜日、日曜日、祝休日は回収していません。市は金曜日や祝休日の前日にわなのふたを閉めるよう案内しています。
Q. タヌキがわなに入った場合はどうしますか?
A. タヌキは市の捕獲対象ではありません。ネコやタヌキなどが誤って入った場合は、市の案内に従って速やかに放してください。
Q. アライグマを回収してもらえば屋根裏の問題は解決しますか?
A. いいえ。個体を回収しても、フン、汚れた断熱材、破損した軒天、侵入口は家に残ったままです。清掃・消毒と、動物がいないと分かってからの封鎖は、別に業者へ頼みましょう。

