洗面台の扉を開けて、配管が床を貫いている根元をのぞいてみてください。管のまわりに、指が入るくらいの隙間が残っていないでしょうか。
もし残っていても、その場でパテを詰めてしまわないでください。壁や床を貫く配管のまわりの充填材は、防火のための仕様の一部として入っている場合があります。
配管貫通部が床下換気口と決定的に違うのは、開口そのものを塞げない点です。管が通っている以上、穴は建物に必要なもので、埋めてよいのは管と壁のあいだの隙間だけです。この記事では、その「隙間だけを埋める」ための見方を順に説明します。
判断の下限は1cmです。充填材が防火の仕様に含まれている場合があるため、入れ替える前に住宅の仕様を確かめてください。
- 室内の4か所(洗面台の下・シンク下・防水パン・給湯器の裏)から先に見てみましょう。
- 1cm以上の隙間は、かじって広げられる下限として扱います。
- 貫通部は住宅7か所にあり、2階のエアコンスリーブも通り道に使われます。
- 給湯器の交換やエアコンの増設のあとから、音が始まっていないか。
見分け方、住宅7か所、防火上の注意、業者と設備業者の分担、費用の目安、保証の対象までを解説します。
- ネズミの配管貫通部を室内から30秒で確認する6項目
- 1cmで通る隙間の測り方と貫通部を見分ける4つの軸
- 配管まわりの痕跡でネズミと他3種類を見分ける方法
- 給水・ガス・エアコン|貫通部ができる住宅の7か所
- 配管貫通部の隙間を放置したときの4つのリスク
- 充填材を触る前に確認したい防火上の注意と自分でできる範囲
- 業者が配管貫通部を調べる4工程と設備業者との分担
- 配管貫通部の相談目安を3段階で判断する基準
- 配管貫通部の封鎖費用と金額が変わる5つの要因
- 自社施工写真で見る配管貫通部の封鎖と保証の範囲
- よくある質問|ネズミと配管貫通部に関する5問
- まとめ|配管貫通部は塞ぐのではなく隙間だけを埋める
- 配管貫通部と一緒に確認したい4つの関連情報
ネズミの配管貫通部を室内から30秒で確認する6項目
「配管まわりを見てください」と言われても、家のどこを開ければよいのか分かりにくいところです。洗面台の下、キッチンのシンク下、洗濯機の防水パン、給湯器の裏の4か所を開けて、次の6項目を確認してください。
当てはまるものを選んでください
扉を開けて見える範囲だけで判断できます。床下や屋根裏へ入る必要はありません。
1か所で決めず、4か所すべてを撮影して、音がする部屋との位置関係を並べてください。
1cmで通る隙間の測り方と貫通部を見分ける4つの軸
ここで数字がふたつ出てきます。混同しやすいので、先に違いを説明します。千代田区は千代田区「ねずみの種類・特徴と一般的な対策」で、侵入口の大きさが1センチメートル以上あれば齧って穴を拡げて侵入すると案内しています。一方、1.5cm前後というのは、かじらずにそのまま通れる体格の目安です。塞ぐかどうかを決めるときは、広いほうではなく1cmを基準にしてください。
この違いがそのまま効くのが配管貫通部です。床下換気口なら網を張って開口全体を覆えますが、貫通部は管が通ったままなので覆えません。残るのは管と壁のあいだの三日月形の隙間で、どこを測るかで数字がぶれます。いちばん広い部分に定規を当てた状態で1枚撮っておくと、後から比べられます。
軸1|管と壁の隙間が1cm以上あるか
指の第一関節が入るなら、ほぼ1cmを超えています。三日月形に残った隙間の、いちばん広いところを見てください。指で押さずに、光を当てて影の奥行きを見ましょう。
軸2|隙間の奥に空洞が続いているか
配管貫通部で効くのは、開口の幅より奥です。壁の中や床下へ抜けていれば経路になり、断熱材やモルタルで詰まっていれば入口にはなりません。懐中電灯を斜めから当て、光が奥へ抜けるかどうかで見分けると、経路かどうかがはっきりします。
軸3|夜の音が水回りの上下へ動くか
配管は上下階を縦につないでいます。1階の洗面所で聞こえた音が、数十秒後に2階の同じ位置で聞こえるなら、配管を通すために設けられたパイプスペースが通り道です。私は音の相談を受けると、猫が歩くようなドシドシした音か、爪でカタカタと引っかくような音かを伺います。音の重さを聞くと、ネズミか、もっと大きな動物かを絞り込みやすくなるからです。
軸4|パテの欠けが割れ跡かかじり跡か
経年で割れた充填材は、断面が直線的で粉が落ちます。かじられた跡は縁が丸く削れ、細かい削りかすと黒い汚れが混ざります。給湯管まわりは温度で伸縮するため、割れだけが起きている場合もあります。
| 対象 | 貫通部で使う隙間 | 貫通部での動き方 | 配管まわりに残る痕跡 |
|---|---|---|---|
| クマネズミ | 1cm以上(かじって拡げる) | 垂直移動が得意で2階の貫通部も使う | 6〜10mmの細長いフンと黒いこすれ跡 |
| ドブネズミ | 1cm以上(かじって拡げる) | 垂直移動は不得意で床下側に集まる | 10〜20mmの太いフンと排水管まわりの汚れ |
| コウモリ | 1.5〜2cm | スリーブや戸袋に入り込む | 貫通部の真下に落ちる黒く崩れやすいフン |
| イタチ | 約3cm | 複数管が集まる大きな開口を通る | 強い獣臭と毛が混じる細長いフン |
| 建物側の原因 | 開口なし | 配管の伸縮で音が出る | 新しいフンやこすれ跡が増えない |
隙間の数値は、その動物が通れるかどうかの目安です。ネズミだけ「1cm以上」と書いてあるのは、通れる幅ではなく、かじって広げられてしまう下限だからです。
出典:千代田区「ねずみの種類・特徴と一般的な対策」(2026年9月20日更新、2026年9月27日閲覧)。ネズミがかじって広げる隙間の大きさと、ドブネズミとクマネズミの垂直移動の差は、このページの記載によります。コウモリとイタチの数値は、環境省の鳥獣保護管理に関する資料、農林水産省の野生鳥獣被害防止マニュアル、当社の施工記録を照らし合わせた目安です。
相談目安 開きが1cmを超え、こすれ跡と細長いフンが同じ場所で見つかるとき。
プロの視点 配管の脇では、調査のときに管のまわりだけでなく、隣の水切りや外壁の端まで傷みを見ます。
配管まわりの痕跡でネズミと他3種類を見分ける方法
配管まわりで見つけた痕跡が、ネズミのものとは限りません。ただし貫通部は通れる幅が決まっているぶん、屋根裏より絞り込みが簡単です。幅から逆に考えていきましょう。
コウモリ|エアコンスリーブの1.5〜2cmを使う
コウモリは1.5〜2cmの隙間から入ります。貫通部のなかで条件が合うのはエアコンスリーブと戸袋で、給水管の足元ではほとんど見かけません。フンは黒く細長く、指で押すと粉々に崩れます。スリーブの真下に点々と落ちていれば、ネズミより先にコウモリを疑いましょう。生態と対策の全体像はコウモリ駆除完全ガイドにまとめています。
ハクビシン|貫通部そのものは通れない体格
ハクビシンが必要とする隙間は8〜10cmで、管が通ったままの三日月形の隙間は通れません。それでも配管まわりでフンや足跡が見つかる場合は、別の入口から入って屋根裏や床下を移動し、配管の脇を通り道にしています。探す場所が変わるため、ハクビシン駆除完全ガイドで軒天や換気口の見方を確認してください。
イタチ|給湯器裏の集合開口を通る約3cm
イタチは約3cmの隙間を通ります。貫通部では、給湯器の裏で複数の管がまとめて壁を抜けている大きめの開口が該当します。肛門腺による強い獣臭が残り、フンには毛や種子が混じります。ニホンイタチのメスは捕獲できないため、種類が定まらないうちに罠を置かないでください。詳しくはイタチ駆除完全ガイドで確認できます。
給水・ガス・エアコン|貫通部ができる住宅の7か所
「配管貫通部」とひとまとめにすると、どこを見ればよいのか決まりません。戸建てで実際に管が壁や床を貫いているのは、次の7か所です。千代田区の案内でも、侵入経路として配管導入部とエアコン室外機パイプ導入部が並んで挙げられています。
給水管|洗面台とシンク下の床の立ち上がり
洗面台とキッチンのシンク下は、いちばん見やすい貫通部です。床から立ち上がった給水管の根元には白い樹脂のカバーがかぶせてあり、外すと下が空いています。ネズミは、その空いた所を床下からの出口に使います。
給湯管|温度で伸縮して充填材がやせる
給湯管はお湯を流すたびに伸び縮みします。硬いモルタルやパテで固めても、数年で縁に細い割れが入り、そこから欠けていきます。給水管より先に隙間が開くのはこのためです。
排水管|防水パンの下と床下の受け口
洗濯機の防水パンは、持ち上げれば下の排水口が見えます。パンと排水管のあいだは封水キャップで塞ぐ構造ですが、キャップが浮いていると床下と直通します。水を使う場所なので、金属たわしだけを詰めると錆びて崩れます。
ガス管|基礎の立ち上がりを横に抜ける部分
ガス管は屋外のメーターから基礎の立ち上がりを横切って室内へ入ります。基礎に開けた穴はモルタルで埋め戻すのが普通で、その埋め戻しがやせると、管のまわりに隙間が開きます。地面に近いぶん、垂直移動が不得意なドブネズミも通り道にします。
エアコンスリーブ|2階の壁も経路になる
エアコンの配管を通すために壁へ開けた筒がスリーブです。屋外側はパテで塞ぎますが、経年で硬化して落ちます。地面から離れていれば安全に思えますが、クマネズミは垂直移動が得意で、雨樋や配管を伝って2階まで上がります。後から増設したエアコンほど、隙間が残りやすい場所です。
電気・通信の引込|分電盤の裏とアンテナ線の穴
電気の引込線、テレビのアンテナ線、光ファイバーの引込も壁を貫いています。分電盤の裏やテレビ端子のまわりは、配線を通したあとの穴が、埋められないまま残っていないかを見ておきましょう。ここは配線があるため、かじられると漏電や短絡につながります。
換気ダクトと給湯器の裏|複数の管が集まる開口
浴室やキッチンの換気ダクト、給湯器の裏は、複数の管が近い位置でまとめて壁を抜けます。イタチが通れる約3cmに達するのは、たいていこの場所です。
| 確認部位 | 開ける場所・見る場所 | 隙間が残りやすい理由 | 一緒に見る痕跡 |
|---|---|---|---|
| 給水管 | 洗面台の下・シンク下 | 化粧カバーの下が未充填 | 床面の細長いフンと湿った汚れ |
| 給湯管 | 洗面台の下・給湯器まわり | 温度差で伸縮し充填材が割れる | 縁の欠けと落ちた白い粉 |
| 排水管 | 洗濯機の防水パンの下 | 封水キャップの浮きと隙間 | パンの下のフンと黒い足跡 |
| ガス管 | 基礎の立ち上がり | 埋め戻しモルタルのやせ | 地面際のこすれ跡と掘り跡 |
| エアコンスリーブ | 室内機の裏・屋外の化粧カバー端 | パテの硬化と脱落 | カバー内の巣材と落下したパテ |
| 電気・通信の引込 | 分電盤の裏・テレビ端子まわり | 配線後の穴が未処理 | 被覆の削れと細かい削りかす |
| 換気ダクト・給湯器裏 | 浴室とキッチンの外壁側 | 複数管をまとめた広い開口 | 獣臭と大きめのフン |
屋外側は、地上から見える所だけにしてください。2階のスリーブや屋根に近い開口は、はしごを使わずに、撮影も含めて現地調査に任せましょう。
相談目安 欠けた所の奥へ光が抜け、地面際にこすれ跡や掘り跡があるとき。
プロの視点 地面に近い貫通部は、垂直移動が不得意なドブネズミも使える高さです。
配管貫通部の隙間を放置したときの4つのリスク
屋根裏の被害と違って、配管貫通部の被害は生活空間のすぐそばで起きます。フンが手の届く高さに落ち、配線が同じ経路を走っているためです。
衛生|フン尿が食品の近くに落ちる
貫通部があるのは、キッチンと洗面所という食品と衣類のすぐ隣です。シンク下に食品を置いている家では、袋の上に細かいフンが乗ります。乾いたフンを掃除機で吸うと粉が舞うため、濡らして拭き取り、手袋とマスクを着けて扱ってください。
建材|床下の断熱材が引き出される
床下の断熱材は、巣材としてちょうどよい材料です。貫通部から引き出されると、その真上の床が冷え、結露が増えます。
配線・火災|配管に沿う電線がかじられる
配管と電線は、同じ壁の中を並んで走ります。被覆が削られると短絡や漏電の原因になり、焦げた臭いが先に出ます。分電盤の裏で細かい削りかすを見つけたら、その場で触らず、電気の担当者へ状況を伝えてください。
法律|種類を確かめてから罠を考える
家ネズミ3種は鳥獣保護管理法の対象外で、自分で駆除できます。ただし、同じ貫通部をコウモリやイタチが使っていた場合、無許可で捕まえると法令に触れます。法令対象の動物を無許可で捕獲すると、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象です。フン尿の扱いと感染症については、厚生労働省「動物由来感染症」に説明があります。
配管貫通部の隙間を放置すると、生活空間・床下・配線・再侵入の4方向へ広がります。
シンク下の食品が汚れる
貫通部はキッチンと洗面所の直下にあり、フンが手の届く高さへ落ちます。
床下断熱材の抜け出し
巣材として引き出され、その真上の床が冷えて結露が増えます。
同じ壁を走る電線の損傷
配管に沿う電線の被覆が削られ、短絡や漏電、焦げた臭いにつながります。
7か所のうち別の管へ移る
1本の貫通部だけを埋めると、給湯管やスリーブなど条件の似た開口へ移ります。
相談目安 隙間のふちが黒く汚れ、近くに削りかすや焦げた臭いがあるとき。
プロの視点 配管の脇は電線も一緒に通ることがあるため、調査では隙間の奥を電気側の点検と合わせて見ます。
充填材を触る前に確認したい防火上の注意と自分でできる範囲
ここは、ご自身で手を出す前に一度読んでください。配管貫通部は、ネズミ対策の都合だけで材料を選べない場合がある、数少ない場所です。
配管まわりの充填材は防火の仕様に含まれる場合がある
建築基準法施行令第112条第20項は、給水管や配電管などが準耐火構造の防火区画を貫通する場合に、管と防火区画との隙間をモルタルその他の不燃材料で埋めることを求めています。貫通する管の外径と肉厚の基準は告示第1422号にあり、基準を満たせば不燃材料以外の配管も使えます。
戸建てでも、住宅金融支援機構「省令準耐火構造の住宅について」の仕様で建てた住宅では、床または天井と壁との取合い部にファイヤーストップ材を設置し、防火被覆を貫通して設備機器を取り付ける場合の措置まで決まっています。ネズミ対策のつもりで充填材を発泡ウレタンへ入れ替えると、この仕様から外れます。
自分でできるのは記録と餌・水の管理まで
写真を撮る、隙間の位置を間取り図に書き込む、シンク下の食品を密閉容器へ移す、ペットフードを出したままにしない。ここまでは道具も資格も要りません。守るのは2点だけです。配管を動かさないことと、既にある充填材を抜かないことです。
避けたいのは発泡材だけの充填と生息確認前の封鎖
発泡ウレタンだけで埋めた場所は、乾いてからかじり抜かれます。千代田区の案内でも、ふさぐ材料として金属製のたわしや亀甲金網が挙げられています。もうひとつ避けたいのが、中にいるかどうかを確かめないまま全部塞ぐことです。私も現場では、追い出しをしないまま入口だけを塞がないよう、必ずお伝えしています。閉じ込めると壁の中で死に、臭いと虫の被害が数か月続きます。線引きの詳細は害獣駆除DIYの注意点にまとめています。
相談目安 根元の充填材がやせて奥が見え、近くにこすれ跡やフンがあるとき。
プロの視点 巻いてあるテープや充填材を自分で剥がすと、防火や防水のための処理まで崩れます。
業者が配管貫通部を調べる4工程と設備業者との分担
では、業者は現場で実際に何をするのか。配管貫通部の場合、害獣対策だけで完結しない場面があるので、その分担も含めて見ておきます。
4工程|サインの整理から封鎖後の再点検まで
- 室内で聞こえた音の位置と時刻、フンの落ちていた場所を間取り図へ写します。
- 7か所の貫通部を屋内側と屋外側の両方から見て、開口の幅と奥の空洞を照合します。
- 対象の種類と、すみついている場所を確かめ、追い出し・清掃・消毒の順序を決めます。
- 中にいないことを確認してから隙間を埋め、3〜7日後に同じ角度で撮り直します。
ネズミの全体像はネズミ駆除完全ガイドで説明しています。
害獣業者と設備業者の分担が要る場面
ガス管まわりの埋め戻し、分電盤裏の配線処理、給湯器の据え付けに関わる開口は、設備側の作業です。害獣対策の側で勝手に触ると、機器の保証や防火の仕様に影響します。見積もりの段階で「どこまでが当社の施工範囲か」を線引きしてもらうと、後から二重の手戻りが起きません。ここが床下換気口の対応と大きく違う点です。
封鎖材は可動域と防水を残して選ぶ
貫通部は、埋めすぎても不具合が出ます。給湯管を全周固めると伸縮の逃げ場がなくなり、外壁側を厚く盛ると雨仕舞いの水の流れを止めます。金属たわしや亀甲金網で物理的に通れなくしたうえで、上から不燃の充填材で仕上げる順序が基本です。私が他社の施工のあとで見る失敗も、塞いだつもりの所に細かい隙間が残っているものと、侵入口そのものの見落としです。床下換気口はまた別の入口で、開口全体に網を張れるぶん対処が変わります。ネズミの床下換気口の確認と封鎖もあわせて確認してください。
相談目安 黒い汚れの先に奥へ抜ける隙間があり、夜間に同じ位置で音がするとき。
プロの視点 私は、擦れて付いた黒い色を通り道の目印にしています。電線がある所は、封鎖の材料と順番を電気側と合わせて決めます。
配管貫通部の相談目安を3段階で判断する基準
7か所のうち何か所で痕跡が重なるか。これが緊急度のいちばん分かりやすい目安です。1か所だけで音もなければ、まず記録から始めて構いません。
痕跡が出ている貫通部の数と、配線・建材への影響で3段階に分けます。
記録と餌の管理から始める段階
- 痕跡が1か所だけで、夜の音は聞こえません。
- 4か所を撮影し、シンク下の食品を密閉容器へ移しておきましょう。
相談目安:3〜7日後に同じ場所を撮り、増えていないかを比べると、急ぐかどうかが分かります。
7か所を通しで調べる段階
- 複数の貫通部で痕跡が重なり、夜の音が上下に動きます。
- 屋外側は地上から見える所までにとどめ、奥は現地調査に回しましょう。
電気と防火の確認を先に行う段階
- 配線の削れ、焦げた臭い、断熱材の抜け出しが重なります。
- その場所へ入らず、電源まわりの操作は控えてください。
高い所のスリーブや壁の中の空洞は、はしごを使わないと見られず、自分では奥まで確かめられません。一か所だけを埋めても、ネズミは条件の似た別の貫通部へ移ります。撮った写真と、音に気づいた時刻を相談のときにお伝えください。
ハウスガード24の対応:配管貫通部と周辺5部位の点検/対象種に合わせた追い出し・清掃/不在確認後の侵入口封鎖
※現地調査・お見積もりは0円です。永年保証は、対策工事を実施した場合に当社が実際に工事を行った範囲を対象として適用されます。建物全体を無条件に保証するものではありません。
配管貫通部の封鎖費用と金額が変わる5つの要因
費用の話でつまずきやすいのは、「穴ひとつをパテで埋めるだけ」に見えることです。実際に金額を動かすのは、埋める作業そのものではなく、7か所を通しで調べる範囲と、埋める前後の工程です。次の金額は関東・山梨・静岡での一般的な目安です。
ネズミ対策の被害レベル別費用相場
| 被害レベル | 費用目安 | 想定される作業 |
|---|---|---|
| 軽度 | 1〜5万円 | 侵入口が少なく、被害範囲が限定的 |
| 中度 | 5〜15万円 | 複数の侵入口、清掃・消毒、追い出し |
| 重度 | 15〜30万円台 | 屋根裏・床下の広範囲、断熱材交換、再発防止工事 |
| 高所・足場 | +5〜20万円 | 屋根・2階軒天で足場や安全設備が必要 |
軽度
中度
重度
高所・足場
配管貫通部の費用を変える5つの要因
- 調査範囲:室内4か所だけか、屋外の7か所と床下まで通しで見るか
- 侵入口の数:埋める貫通部の数と、管ごとに変わる下地の状態
- 清掃・消毒の範囲:シンク下、防水パンの下、床下断熱材のどこまでか
- 再発防止工事:金網・不燃充填材・板金による仕上げと、防火仕様への戻し
- 足場:2階のエアコンスリーブや高所の開口で安全設備が要るか
総額の安さだけで選ばず、調査、追い出し、清掃、封鎖、再点検、保証がどこまで含まれるかを確かめてください。配管貫通部では、設備業者の作業が別見積もりになるかどうかでも総額が変わります。私は見積もりの前に、各階の床の広さと、どこまでの工事を望まれているかを伺います。比較の観点は害獣駆除業者の比較基準で解説しています。
調べる貫通部の数、対象の種類、使う充填材、清掃する場所、防火仕様への戻し、保証の対象を、項目ごとに確かめておきましょう。
自社施工写真で見る配管貫通部の封鎖と保証の範囲
写真は、封鎖前と封鎖後を同じ角度で並べると読みやすくなります。ここでは、写真に写っている事実と、保証の対象になる工事の線引きを順に説明します。
2026年8月の自社施工記録で見る封鎖前の状態
2026年8月に撮影した自社施工の記録では、管まわりの充填材がやせて下地が見えている状態を残しました。写真から読み取れるのは、開口の位置、隙間の幅、下地の傷み、既存の充填材の種類までです。
永年保証は実際に工事を行った範囲が対象
永年保証は、ハウスガード24が対策工事を実施し、実際に工事を行った範囲へ適用します。建物全体を無条件に保証する制度ではありません。
配管貫通部では、この線引きがとくに効きます。給水管まわりを施工しても、設備業者が担当したガス管の埋め戻しは、当社が施工した部分に入りません。
相談目安 汚れの先が配管の裏へ回り込み、奥が見通せないとき。
プロの視点 2026年8月の自社施工記録です。写真で分かるのは表面の汚れと隙間の位置までで、奥の空洞は封鎖の前に別に確かめます。
よくある質問|ネズミと配管貫通部に関する5問
配管貫通部について、相談の前によくいただく5問をまとめます。回答の数値と費用は本文と同じ基準です。
Q. 配管まわりのパテが欠けているだけでも入口と考えるべきですか?
A. 欠けの奥に空洞が続いているかで分かれます。光が奥へ抜け、開きが1cmを超えるなら入口として扱ってください。詰まっていれば入口にはなりません。
Q. 配管貫通部の充填材は自分で入れ替えてもよいですか?
A. いいえ、入れ替えないでください。準耐火構造の防火区画を貫通する部分は不燃材料で埋めることが求められており、発泡ウレタンへ替えると仕様から外れます。
Q. ネズミを自分で捕獲してもよいのですか?
A. はい、家ネズミ3種は鳥獣保護管理法の対象外で、自分で駆除できます。ただし同じ貫通部をコウモリやイタチが使っていることがあり、種類が定まるまで罠は置かないでください。
Q. 配管貫通部の封鎖にはいくらかかりますか?
A. 軽度1〜5万円、中度5〜15万円、重度15〜30万円台が目安で、2階のスリーブなど足場が要る場合は+5〜20万円です。現地調査後に確定します。
Q. 2階のエアコンスリーブも確認が必要ですか?
A. 必要です。クマネズミは垂直移動が得意で、雨樋や配管を伝って2階まで上がります。地上から見える所を撮り、高所は現地調査へ回してください。
まとめ|配管貫通部は塞ぐのではなく隙間だけを埋める
配管貫通部は、管が通っている以上ふさげない開口です。判断の下限は1cm、見る場所は室内4か所から始めて住宅7か所。そして充填材を入れ替える前に、防火の仕様に含まれていないかを確かめる。この順番を守れば、塞いではいけない所に手を付けずに済みます。
ネズミの配管貫通部のご相談をハウスガード24にいただく理由
日本害獣駆除センター「ハウスガード24」は、ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチ・アライグマの被害に自社施工で対応しています。ネズミの配管貫通部でご相談いただく前に、当社の進め方と保証の範囲をご確認ください。
現地調査もお見積もりも無料
被害の範囲と侵入口を確認する現地調査、お見積書の作成に費用はいただきません。中を見てもらってから、依頼するかどうかを決められます。
見積書で作業内容を1つずつ確認できる
どこを何箇所ふさぐのか、清掃と消毒はどの範囲までかを、作業項目ごとに分けてお見積書へ記載します。何をするのか分からないまま契約する必要はありません。
対策工事に永年保証
施工した範囲を再点検し、再被害が確認された場合は無償で再施工します。工事完了日が保証の開始日です。
「永年」の定義:当社が害獣の駆除・対策に係る事業を継続している期間、かつご本人が保証住宅にお住まいの期間に有効です。ご本人限りの保証で、建物を譲渡した場合は次の所有者へは引き継がれません。
保証の対象外:施工していない範囲からの侵入/天災(地震・台風・落雷・水害・豪雪など)/建物の経年劣化・腐食・変形/封鎖箇所に手を加えた場合/害獣が地中を掘って床下へ入った場合/足場を組まないと調査・施工ができない範囲。

噴霧器を工事お申し込みの方全員に
対策工事をお申し込みの方全員に、害獣よけ自動噴霧器「ネズミガード24」(9,800円相当)をお付けします。
担当した職人と直接やりとりできる
担当した駆除職人とLINE・電話・メールで直接連絡が取れます。工事のあとで気になることが出ても、窓口を通さずそのまま相談できます。
受付は24時間365日
お問い合わせから最短30分でお伺いします。受付は24時間365日で、夜間や休日のご連絡にも対応します。
Googleクチコミ ★5.0
Googleクチコミは★5.0(32件・2026年9月時点)です。実際にご依頼いただいた方の評価として公開しています。
対応エリアと営業所
関東・山梨・静岡に対応しています。営業所は東京本社(中央区日本橋茅場町)と千葉(松戸市)・埼玉(熊谷市)・神奈川(大和市)・茨城(つくば市)・山梨(甲府市)・静岡(静岡市)・浜松(浜松市)の8か所です。群馬・栃木は近隣の営業所から出張対応します。
ネズミの配管貫通部で気になるサインが1つでもあれば、状況を伺うところから始められます。お電話でご相談ください。
配管貫通部は開口を塞ぐのではなく、管と壁の隙間だけを埋めます
室内の4か所から確かめ、1cm以上の隙間と奥の空洞を写真に残しておきましょう。充填材が防火の仕様に含まれていないかを確かめてから、生息の有無を確認して封鎖へ進みます。
まず確認すること
管と壁の隙間の幅、奥の空洞、パテの欠け方、こすれ跡の位置を記録しておくと、相談のときに伝わりやすくなります。
費用の考え方
軽度1〜5万円、中度5〜15万円、重度15〜30万円台、高所・足場は+5〜20万円が目安です。
相談する目安
7か所のうち複数で痕跡が重なる、夜の音が上下階へ動く、設備工事のあとに始まった場合です。
自社施工写真のように、配管貫通部の周辺には複数の開口や汚れが残る例があります。見積もりでは施工箇所、材料、清掃範囲、保証対象を一つずつ確認できます。
ハウスガード24の対応:建物外周と屋根裏・床下の確認/写真を使った施工範囲の説明/工事を行った範囲への永年保証
※現地調査・お見積もりは0円です。永年保証は、対策工事を実施した場合に当社が実際に工事を行った範囲を対象として適用されます。建物全体を無条件に保証するものではありません。
監修:芹澤 武史/害獣駆除歴20年/わな猟免許 第080148192号
配管貫通部と一緒に確認したい4つの関連情報
床下換気口との違い、ネズミ全体の対策、自分でやれる範囲、業者の選び方は、次の4ページで確認できます。

