屋根裏や床下から重い足音がして、庭に人の手のような5本指の足跡や、同じ場所にまとめてした太めのフン(ためフン)があれば、アライグマが家に入り込んでいることがあります。ただ、音だけではハクビシンやタヌキと聞き分けられません。追い出しにかかる前に、足跡とフン、庭の荒らされ方、主な出入り口、子どもがいるかどうか、自治体の防除の決まりを調べておきましょう。アライグマは特定外来生物なので、捕まえる、運ぶ、よそへ放す、のどれも自分の判断ではできません。
アライグマは外来生物法上の特定外来生物です。無許可で箱わなを設置する、捕獲個体を別の場所へ運ぶ、足音がある状態で入口を塞ぐ行動は避けてください。
- 前足も後ろ足も5本指の足跡、太めのためフン、庭の荒らし方がそろっているか。
- 自治体の防除計画と、捕まえたあとの扱いを、先に窓口で聞いておきましょう。
- 主な出口を残し、屋根裏・床下の奥から外へ誘導します。
- 数日たっても出入りの跡が無いのを見届けてから、清掃・消毒・侵入口の封鎖に移ります。
日中の鳴き声や複数の足音がある場合は、子どもの存在を疑い、ご自身での作業はそこで止めてください。
アライグマの追い出し前に30秒で確認する6項目
追い出しを始めてよい状態かどうかを、次の6項目で見ていきます。どの動物か、子どもがいるか、出口はどこか、法律上どう扱うか。このうち一つでも分からなければ、忌避剤を使う前に現地調査を頼みましょう。
地上から撮影できる範囲を優先し、屋根や狭い床下へは無理に入らないでください。
足跡とためフンだけで決めつけず、屋根・床下への移動経路と自治体の運用も、あわせて確かめましょう。
アライグマと似た3種類を追い出し前に見分ける
| 候補 | 足跡・フン | 音・行動 | 法律上の扱い |
|---|---|---|---|
| アライグマ | 前後5本指・太めで内容物が多様なためフン | 重い足音・庭やごみを荒らす | 特定外来生物・自治体の防除運用 |
| ハクビシン | 前足約4〜5cmの5本指・種子入りためフン | 電線や雨樋を移動・夜間の重い音 | 鳥獣保護管理法の捕獲許可 |
| タヌキ | 4本指が基本・地上のためフン | 地上移動・庭や空き地を利用 | 鳥獣保護管理法の捕獲許可 |
| イタチ | 小さな5本指・細長いフン | 軽く素早い音・強い獣臭 | 種類・性別・捕獲許可 |
法律と被害対策の全体像はアライグマ駆除完全ガイド、足跡の比べ方はアライグマの足跡の見分け方で詳しく説明しています。
アライグマが使う侵入口5か所
雨樋・庭木・物置から屋根へ上がる経路
雨樋、塀、庭木、物置を足場にして屋根へ上がります。入口だけでなく、泥の5本指や爪跡が連続する経路も撮影しておきましょう。
屋根材と外壁の取り合い
瓦や板金と外壁が接するところの開口を押し広げて、屋根裏へ入ります。毛や黒いこすれ跡、部材の浮きが無いかを、地上から見上げて探すことをおすすめします。
軒天の破れと換気口の外れ
傷んだ軒天材の破れや、換気口から外れた金網のすき間から入り込みます。一か所だけを塞いで終わりにせず、家の外周を一周して、ほかの開口にも番号を付けておくと、塞ぎ残しを防げます。
床下通気口と基礎の継ぎ目
床下にためフンや巣材があれば、通気口の格子、基礎と土台の境目、増築した部分のつなぎ目、配管が通る穴を、外から順に見ていきましょう。床下の被害については床下のアライグマ対策でも詳しく書いています。
物置・ウッドデッキ・扉下の開口
人目につきにくい低い空間は、休む場所として使われます。生ごみやペットフード、池、落ちた果物を片付けておくと、戻ってくる理由が減ります。

相談目安 跡の近くでためフンが見つかり、夜に重い足音もするとき。
プロの視点 調査では、跡が付いた場所をたどって、餌場から建物へ入る道筋を図にします。
アライグマを放置すると起こる4つのリスク
衛生・建物・設備・法律の4方向から、対応を急ぐ時期かどうかを考えていきましょう。
ためフンの粉じんと寄生虫に接触する
乾いたフンは掃除機で吸わないでください。子どもやペットが近づかないよう、範囲も区切っておきましょう。
断熱材と天井材へフン尿が染み込む
臭いやシミ、天井のたわみが出てきたら、表面の掃除で済ませず、汚れた断熱材や板をどこまで取り替えるかを見極めてもらうことをおすすめします。
重い体で配線や換気ダクトを傷める
焦げ臭さ、ブレーカー異常、ダクト外れがある場合は、専門職に点検を頼みましょう。
捕獲・運搬・放逐を誤ると法令違反になる
わなを使うなら、自治体の防除計画に沿って、誰が見回り、捕まえたあとどう処理するかを先に決めます。
アライグマ追い出しで守る外来生物法と自治体運用
特定外来生物の飼養・運搬・放逐は原則禁止
捕まえた個体を別の場所へ運んで野外へ放す方法は、選べません。何が禁じられているかは、環境省「何が禁止されているの?」に載っています。
箱わなを購入できても自由に設置できない
捕獲には、自治体の防除計画、捕獲の許可、わなを扱う人、見回り、捕獲後の処理がすべて関わります。わなを置く前に、市区町村か都県の窓口へ問い合わせてください。
地域での防除体制に沿って対応する
環境省のアライグマ防除の手引き改訂に関する案内でも、地域ぐるみで計画的に防除する考え方が示されています。家の中から追い出す作業と、わなで捕まえる作業は別物です。捕獲は自治体の計画に沿って進め、家からの追い出しと封鎖は専門業者に頼む、というように受け持ちをはっきりさせておきましょう。
アライグマを安全に追い出す5ステップ
- 5本指の足跡、ためフン、庭の荒らし方、音から、どの動物が家のどこにいるかを見極める。
- 日中の鳴き声や、重なって聞こえる足音がないかを聞き、子どもがいるかを判断する。
- 主な出口を残し、屋根裏・床下の奥から出口方向へ刺激する。
- 数日間、音・出入り・新しいフン・足跡が途絶えたかを見届ける。
- いなくなったと分かってから、ためフンの清掃、消毒、侵入口の封鎖を行う。
追い出しの作業では、外へ逃げられる主な出口を確保し、反対側の奥から出口方向へ進めます。外へ出た姿を1回見ただけで全個体が退出したとは判断しません。日中の鳴き声、新しいためフン、屋外に置いたカメラの映像、足跡を数日かけて見ます。
封鎖の施工では、金網、パンチングメタル、板金など、押し広げられにくい耐候材料を下地へ固定します。発泡材やコーキングだけで大きな開口を埋めると、紫外線や建物の動きで劣化し、再び開けられます。雨水の流れと換気をふさがない取り付け方にします。

相談目安:工事のあとも新しい音やフンが続くときは、見落とした侵入口を探し直してもらいましょう。
プロの視点:工事では、中に動物が残っていないのを見届けてから、風が通る材料で塞ぎます。
アライグマ追い出しで起こりやすい5つの失敗
足音がある状態で入口を塞ぐ
屋根裏や壁の中に閉じ込めてしまい、室内への侵入、死骸の臭い、虫の発生につながります。封鎖は、親も子どももいなくなったのを見届けてからにしましょう。
市販の忌避剤を出口側から使う
外へ出す方向とは逆から刺激すると、壁の中や床下の奥へ追い込んでしまいます。まず主な出口を見つけ、その反対側から刺激してください。
庭の餌を残したまま建物だけ対策する
落果、生ごみ、ペットフード、池の餌が残ると、別の入口を探して戻ります。追い出す前から、餌になるものを減らしておきましょう。
箱わなの設置後を想定していない
見回りをする人や、捕まえた個体の運び方と処理を決めないまま置くと、動物を長く苦しめるうえ、法令にも触れます。わなは自治体の運用に従って使います。
ためフンを表面だけ片付ける
断熱材や木部にフン尿が染み込んでいると、表面を片付けても臭いが消えず、衛生面の不安も続きます。清掃では、汚れた材料がどこまで広がっているかを見たうえで処理します。染み込みの深さや、屋根や軒天の高い所にある入口は、点検口や地上から眺めるだけでは見きわめられません。ここから先は、足場を組んで屋根に上がり、屋根裏にも入って調べられる業者に任せる段階です。
子ども・大量のためフン・高所・捕獲判断がある場合
- 日中も鳴き声や複数の足音がある
- 屋根裏・床下へ大量のためフンがある
- 入口が屋根や2階軒天にある
- 自治体の捕獲運用を自分で判断できない
※現地調査・お見積もりは0円です。
箱わなを設置する前に相談したい方へ足跡やためフン、屋根・床下の入口を見たうえで、自治体の運用に合わせた進め方と、工事をする箇所をご説明します。
※現地調査・お見積もりは0円です。永年保証は、対策工事を実施した場合に当社が実際に工事を行った範囲を対象として適用されます。建物全体を無条件に保証するものではありません。
アライグマの追い出し費用は5要因で変わる
追い出し・清掃・封鎖の被害レベル別費用
| レベル | 目安 | 状態 |
|---|---|---|
| 軽度 | 1〜5万円 | 入口が少なく痕跡が限定的 |
| 中度 | 5〜15万円 | 複数入口・追い出し・清掃 |
| 重度 | 15〜30万円台 | ためフン・断熱材・建材へ被害が広がる |
| 高所・足場 | +5〜20万円 | 屋根・2階軒天の施工 |
軽度
中度
重度
高所・足場
見積書には、次の項目が別々に書かれているかを見ておきましょう。種類の見極め、自治体とのやりとり、追い出しまたは捕獲、ためフンの清掃、消毒、侵入口の封鎖、足場、工事後の点検、保証の対象です。業者どうしの見積もりの比べ方は害獣駆除業者の選び方で説明しています。
よくある質問|アライグマの追い出しに関する5問
Q. アライグマは忌避剤だけで追い出せますか?
A. 忌避剤だけでは、離れても一時的です。餌と入口が残っていれば戻ってきます。種類と子どもの有無、主な出口を見極め、いなくなったのを見届けてから、封鎖まで進めることをおすすめします。
Q. 自分で箱わなを置いてよいですか?
A. いいえ、自分の判断では置けません。自治体の防除計画に沿い、捕獲の許可、わなを扱う人、見回り、捕獲後の処理が決まっていることが条件です。まず市区町村の窓口に問い合わせましょう。
Q. 捕獲したアライグマを別の場所へ放せますか?
A. できません。特定外来生物の運搬と野外放出は原則禁止され、自治体の運用に従った処理が必要です。
Q. 足音が止まったらすぐ入口を塞げますか?
A. いいえ、すぐには塞がないでください。数日間、音、足跡、出入り、新しいためフンが無いかを見て、親も子どもも残っていないと分かってから封鎖します。
Q. 費用はいくらですか?
A. 軽度1〜5万円、中度5〜15万円、重度15〜30万円台、高所・足場は+5〜20万円が目安です。
まとめ|アライグマの追い出しは法律を調べてから
アライグマの追い出しのご相談をハウスガード24にいただく理由
日本害獣駆除センター「ハウスガード24」は、ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチ・アライグマの被害に自社施工で対応しています。アライグマの追い出しでご相談いただく前に、当社の進め方と保証の範囲をご確認ください。
現地調査もお見積もりも無料
被害の範囲と侵入口を確認する現地調査、お見積書の作成に費用はいただきません。中を見てもらってから、依頼するかどうかを決められます。
見積書で作業内容を1つずつ確認できる
どこを何箇所ふさぐのか、清掃と消毒はどの範囲までかを、作業項目ごとに分けてお見積書へ記載します。何をするのか分からないまま契約する必要はありません。
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保証の対象外:施工していない範囲からの侵入/天災(地震・台風・落雷・水害・豪雪など)/建物の経年劣化・腐食・変形/封鎖箇所に手を加えた場合/害獣が地中を掘って床下へ入った場合/足場を組まないと調査・施工ができない範囲。

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5本指の足跡とためフン、子ども、出口、自治体の決まりを調べ、いなくなってから封鎖します
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自治体対応・清掃・入口・足場で変動。
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